仙波糖化工業

 食品素材製造の仙波糖化工業(真岡市並木町2丁目、小林光夫(こばやしみつお)社長)が10日発表した2024年3月期連結決算は、売上高が前年比2・8%増の191億3700万円、経常利益が94・0%増の7億5500万円、純利益が112・7%増の4億9500万円で6期ぶりの増収増益となった。

 鶏卵不足解消によるプリン需要の回復などで、主力のカラメル製品の売り上げが伸びた。プロテインなどヘルスケア製品は伸び悩んだが冷凍デザートが堅調に推移した。値上げ対応なども進め利益を押し上げた。1株当たりの期末配当(年間配当)は、期初の予想通り15円。

 25年3月期の業績予想は売上高が3・5%増の198億円、経常利益が19・2%増の9億円、純利益が31・2%増の6億5千万円。1株当たりの年間配当は15円。