栃木県産イチゴ使用と思って加工品を海外通販サイトで購入したが、本当に使用されているのか分からない-。そんな消費者トラブルがあり、県が注意を呼びかけている。
県くらし安全安心課によると、1月から5件の相談が寄せられている。県外の40代女性は、通販サイトで「栃木県名産品」と記載されたイチゴのドライフルーツを4袋(約9千円)注文したところ、届いた商品には「中国産」と書かれていたという。
納得できず問い合わせると、「海外から発送しているので返品できない。800円を返金する」と返信があった。イチゴの色は黒く不安を持ったという。
県外の70代女性は、県内生産者から直送される無添加イチゴを原料にしたドライイチゴの広告を交流サイト(SNS)で見て、250グラム入り2パックを注文。しかし届いた商品は150グラムほどで、商品に記載された言葉は中国語だった。
同課は「通販サイトは日本語でも海外事業者が運営するサイトもある」と指摘。「日本語の字体や文章表現が不自然な場合は注意が必要」と訴えている。