【宇都宮】鹿沼市の伝統工芸品・鹿沼箒(ほうき)を題材に東日本大震災で被災した少女の成長を描いた映画「ほうきに願いを」の上映会が19日、大谷町の大谷コネクトで開かれる。能登半島地震のチャリティーとして、会場に募金箱を設置するほか、物販収益の一部を被災地に送る。
大谷コネクト管理事務所主催。映画は2021年に公開され、鹿沼市仲町の清掃用品店「大坂屋夢箒(ほうき)店」の店主鈴木隆(すずきたかし)さん(70)が自身の体験を基に原案を手がけた。同市内を舞台に、東日本大震災で友人を失った少女がほうき職人らとの触れ合いを通じて心の傷を癒やしていくヒューマンドラマ。
午前10時と午後1時からの2回上映する。午後の上映後にはほうき職人の妻役で出演した女優岩瀬顕子(いわせあきこ)さんがミニ講演を行う。各回上映後に鈴木さんがミニほうきの制作体験会を開く。
鑑賞無料。ほうき制作体験は材料費1500円。電話で事前申し込みを受け付けており各回定員80人。当日受け付けも可能。(問)同事務所028・652・4800。