田中誠氏

 サッカーJ2栃木SCは14日、田中誠(たなかまこと)監督(48)と柳下正明(やなぎしたまさあき)ヘッドコーチ(64)の両氏と双方合意の下で契約を解除したと発表した。後任監督は決まり次第発表するとしている。

 田中氏は現役時代にJ1磐田などで活躍した元日本代表DF。引退後は磐田のトップチームコーチや強化部スタッフなどを歴任し、昨年12月に栃木SCの監督に就任。Jリーグで初めて指揮を執った。

 今季は開幕から2連敗したものの、第3節アウェー甲府戦(2-1)で初白星。しかし第7節長崎戦(1-1)以降は勝利がなく、第8節千葉戦でクラブワーストの8失点で大敗。第15節徳島戦も0-1で敗れ、2018年シーズン以来6季ぶりの5連敗を喫した。

 田中氏はクラブを通じ、「チームを勝利させることができず、不本意な結果になっていることに対して責任を感じている。サポーターの皆さまを笑顔にする試合を届けることができず、期待に応えられなかったのは本当に申し訳ない気持ちです」とコメントした。

 クラブがシーズン途中で監督を交代させるのは、阪倉裕二(さかくらゆうじ)氏から倉田安治(くらたやすはる)氏に代わった15年シーズン以来。