今季最終戦を快勝で終えたブレックス。小川(中央)と四家(右)ら若手が躍動した=5日、茨城戦より

 今季51勝9敗のリーグ最高勝率で3季ぶりに東地区を制した宇都宮ブレックス。21連勝のクラブ新記録を打ち立てるなどしたが、2季ぶりに挑んだチャンピオンシップ(CS)はよもやの準々決勝で敗退した。強さともろさを併せ持ったブレックス。シーズンを振り返り、来季への課題を探る。

 今季終盤、第27節仙台戦のブレックスは若手の活躍が光った。プロ4年目の高島紳司(たかしましんじ)、特別指定選手の小川敦也(おがわあつや)らが躍動し、3戦連続の全員得点で快勝した。東地区優勝後の最終節茨城戦は今季新加入の四家魁人(しけかいと)がプロ初の2桁得点。佐々宜央(さっさのりお)監督も「練習からいい関係性を築き、競い合えている」と若手の台頭に目を細めていた。