4月5日に発売された「センスの哲学」

千葉雅也さん

4月5日に発売された「センスの哲学」 千葉雅也さん

 宇都宮市出身の哲学者で作家の千葉雅也(ちば・まさや)さんの書籍「センスの哲学」が、東京大学生協の書籍部ランキングと、京都大学生協ショップルネ書籍コーナーのランキングで1位を獲得した。

 「センスの哲学」は4月5日に文芸春秋から発売された。「勉強の哲学」「現代思想入門」に次ぐ、千葉さんの哲学3部作の最終作。

 千葉さんは「20歳前後の自分が読みたかった、でも当時そういうものがなかった本を書いているという気持ちがある」としている。定価は1760円。

 千葉さんは、宇都宮高卒。東京大大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。2019年には、「デッドライン」で野間文芸新人賞を受賞している。現在、立命館大大学院先端総合学術研究科教授。

 下野新聞では、20年7月から半年間、「しもつけ随想」の執筆を担当した。