【那須烏山】金井2丁目のNPO法人クロスアクションや鹿児島県南大隅町で映像制作を行う「DYCエンターテインメント」(山下大裕(やましただいすけ)代表)は6月2日、烏山公民館で、地域おこし協力隊の活躍を題材とした映画の上映会と、山下代表や市地域おこし協力隊員らとのトークセッションを開く。市の元隊員で同NPO法人の榎本真紀子(えのもとまきこ)さん(45)は「協力隊の制度を広め、隊員の活動しやすい環境をつくりたい」と意気込む。
上映する映画「ひとしずく」は、同町の24歳の隊員が住民らとの折衝を重ねた末に催しを成功させるまでを描いたフィクション。同町の元隊員の山下代表が脚本と監督を務め、2023年11月に完成した。
山下代表は制作に当たり、協力隊の実情を広く知ろうと19年、全都道府県の隊員200人以上を取材。当時、市の隊員だった榎本さんからも話を聞いており、今回のイベント開催につながった。
トークセッションは、市の現隊員武田真悠香(たけだまゆか)さん(24)や長岡周平(ながおかしゅうへい)さん(22)、山下代表、榎本さんらが、協力隊制度の概要や活動内容などを紹介する。榎本さんは「協力隊と地域の方々で、今後のまちのことを考える場にしたい。現隊員の活躍の幅が広がるきっかけにもなるといい」と話した。
午後2~4時半。トークセッションは同3時45分から。参加費は一般1500円、小中高生千円。現隊員や元隊員は1200円。山あげ祭のクリアファイルなどの特典が付く前売り券は金井2丁目の山あげ会館で販売している。(問)上映会事務局070・4321・8815。