小川亘氏

 7月14日告示、21日投開票の小山市長選で、同市議の小川亘(おがわわたる)氏(56)が立候補の意思を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。自民党系市議を中心とした支援体制を確認した上で近く表明する見通し。

 小川氏は下野新聞社の取材に対し「まだ正式には決まっていない」としながらも、現職の浅野正富(あさのまさとみ)市長の市政運営について「市の30年後を考えるのはいいが、今すぐやるべき施策が停滞している。国や県との意思疎通もうまくいっていない」と批判。重点施策として中心市街地活性化や医療充実を掲げる考えを示した。

 小川氏は白鴎大卒。2003年に同市議に初当選し、現在6期目。この間、議長を務めた。自民党小山市支部幹事長。

 同市長選を巡っては、浅野氏が再選を目指し立候補の意向を表明している。