松井正一氏

 「党利党略や一部の利益を優先することは、あってはならない」。「無所属・市民党」で市長選に臨む。

 市職員約20年、市議5年、県議15年の計約40年、行政に携わってきた。「市民力を兼ね備えた地域。市民が主役の鹿沼をつくる」と使命感を燃やす。

 市職員時代の大半は、土地区画整理など建設畑を歩んだ。県にも出向し「さつきロード」の用地買収を担当。「市民との合意形成の大切さを学んだ」

 「市民と二人三脚」の行政運営を目指す。デジタルサービスを駆使して情報公開を徹底。女性や子ども、業界団体などとの意見交換の場も増やしていく。

 政治家転身のきっかけは2001年、行政対象暴力で市職員が命を奪われた「鹿沼事件」だ。「安全な市役所をつくり、まちを活性化させたい」と決意した。

 民主党政権時、同党県連幹事長として県民や業界団体の要望を国につなぐため奔走した。

 「明るくうそがつけない性格」と自己分析。上殿町に妻、長男と3人暮らし。58歳。