小林幹夫氏

 「トップセールスで国や県に行って一生懸命、鹿沼市のために財源を探して、改革をしていきたい」と強い決意を示す。市議4期、県議5期を務め、県議会議長や自民党県連政調会長を歴任。国、県とのパイプと実績を強調する。

 「鹿沼秋まつり」を彩る絢爛(けんらん)豪華な27台の彫刻屋台を、市のイメージアップ戦略で真っ先に挙げる。「PRによっては日本一の彫刻屋台祭りになる」。人口減少が運行のネックになっている現状を「救わなければいけない」と力を込める。

 家業の薬局を継ぐはずだったが、歯科医療を志した。勤務した歯科医院が、後に県議会議長や足利市長を務めた吉谷宗夫(よしたにむねお)氏方だった縁で、政治の道に入った。

 医療現場にいる唯一の議員として、「県民の歯及(およ)び口腔(こうくう)の健康づくり推進条例」制定など医療政策に携わった。「口から老化が進んでいくという認識が随分、市民、県民に広がった」

 趣味は読書。妻と愛犬2匹との朝の散歩が「夫婦円満の秘訣(ひけつ)」と笑う。仲町に暮らす。猫1匹も家族。