栃木県庁

 2023年の栃木県内の出生数は9958人となり、初めて1万人を割ったことが5日、厚生労働省の人口動態統計(概数)で分かった。女性1人が生涯に出産する子どもの想定人数を示す「合計特殊出生率」は前年比0・05ポイント減の1・19で、4年連続で過去最低を更新した。

 県は23年から「とちぎ少子化対策緊急プロジェクト」として各種施策を打ち出しているが、少子化の深刻さは増している状況だ。

 全国の出生数は4万3482人減の72万7277人。合計特殊出生率は0・06ポイント減の1・20で過去最低に。出生率、出生数ともに8年連続の減少となった。