東京商工リサーチ宇都宮支店と帝国データバンク宇都宮支店は5日、太陽光発電装置販売などのフォーデイズ(宇都宮市西川田本町2丁目)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。5月22日付。東京商工リサーチ宇都宮支店によると、負債総額は約8千万円。

 東京商工リサーチ宇都宮支店によると、フォーデイズは2011年設立。太陽光発電装置の販売や低圧を中心とした自社発電所での売電事業を主に手がけていた。設立直後は太陽光発電ブームに乗り事業を拡大し、18年2月期の売上高は約1億5千万円を計上した。

 固定買い取り価格制度の見直しが進み、ブームが収束へと向かったことで業績が悪化。売電収入で事業を継続していたが、断続的に赤字決算となり債務超過に陥った。

 近年はリフォーム工事事業にも乗り出したが、新型コロナウイルス禍などの影響もあり営業活動は停滞。資金繰りが苦しくなり、24年に入って事業を停止したという。