帝国データバンク宇都宮支店は5日、不動産売買のマイハウジング(宇都宮市五代3丁目)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。負債総額は推定3千万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、マイハウジングは1989年設立。住宅や事業所用の不動産の売買、仲介を中心に行っていた。太陽光発電設備の拡充にも注力し、最盛期には3カ所の発電設備で売電収入も得ていた。

 不動産売買の成立に左右され、業況が安定していなかった上、商品在庫を抱えるための金融負債も定期的に必要となっていた。2019年に経営の主軸だった人が死去。その後、資産や太陽光発電設備の売却を進め、23年12月に事業を停止したという。