東京商工リサーチ宇都宮支店と帝国データバンク宇都宮支店は6日、配線器具製造のエイ・ゼット板荷(鹿沼市板荷)が事業を停止したと発表した。東京商工リサーチ宇都宮支店によると、今後、破産申請する予定で、負債総額は2023年8月期末時点で約6200万円。
東京商工リサーチ宇都宮支店によると、エイ・ゼット板荷は2008年設立。産業用ロボットや電子機器に使われるハーネスなどの開発・製造を手がけ、地場のメーカーなどへ一定の販路を形成していた。
近年の売上高は5千万円程度と比較的安定して推移していたが、営業損益での赤字が続き、債務超過の状態に陥っていた。金融機関からの借入金返済の見通しも立たず、事業継続を断念した。事業の一部は別会社へ引き継がれているという。