体験会でヨットに乗る参加者=栃木市の渡良瀬遊水地

 優れた運動能力を持つ子どもたちを発掘・育成する県の「とちぎ未来アスリートプロジェクト」の一環で、セーリングの体験会が8日、栃木市の渡良瀬遊水地で開かれた。市内外から小中学生40人が参加。ヨットやウインドサーフィンの乗船術などを学んだ。

 日本セーリング連盟と連携で初開催。2004年アテネ五輪男子470級銅メダルの関一人(せきかずと)さん(48)が講師で招かれた。子どもたちは講習を受けた後、実際に水上へと移動。スタッフの指導も受けながらかじを取ったり、帆を操作したりして楽しんでいた。

 宇都宮市瑞穂台小6年高松武竜(たかまつたける)さん(11)と侑真(ゆうま)さん(10)の兄弟は「風の力だけで進んでいるんだと感じられた。また乗りたい」と笑顔を見せていた。