鹿沼市選挙管理委員会事務局は9日、同日投票が行われている市長選の投票を巡り、第19投票区(さつきが丘小)で投票用紙を二重交付するミスがあり、80代男性1人が2度投票したと発表した。
市選管によると、男性は6日に期日前投票したが、9日午前10時半ごろ、投票所を訪れた。投票所入場券を持っていなかったが、担当の市職員が選挙人名簿に期日前投票済みであることを示す「期」の表記があるのを見落とし、投票用紙を交付した。
見落としに気付いたのは、男性が投票を済ませた直後だった。他の票と区別できず、票は有効票として計算されるという。
市選管は「投票の公平性を損なう事態が生じてしまい、大変申し訳ございません。再発防止に取り組んでまいります」などとコメントした。