アカマツに薬剤を噴射する作業車

 那須町高久甲の那須街道沿いのアカマツ林を保全しようと、林野庁塩那森林管理署は10日、松くい虫防除作業を行った。

 同署によると、1983年には約2万本あったアカマツが松くい虫によって現在は7400本ほどにまで減少している。この日は作業車計5台でアカマツ林約45ヘクタールに薬剤を散布した。

 同署の伊藤香里(いとうかおり)署長(57)は「貴重なアカマツ林を保全していきたい」と、アカマツの明るい未来を待つ地域住民のために尽力すると誓った。