県医師会は17日までに、宇都宮市内で定時代議員会を開き、新たな会長に副会長の小沼一郎(こぬまいちろう)氏(70)を選任した。任期は2年間。
同会によると、小沼氏は順天堂大医学部卒で、専門は内科・消化器内科。那須塩原市西朝日町の小沼内科胃腸科クリニックで名誉院長を務める。県北地域からは初の会長という。
代議員会は15日に開催。2020年から会長を務めた稲野秀孝(いなのひでたか)氏(69)の2期目の任期満了に伴い会長選を行い、稲野氏と小沼氏が立候補。投票の結果、小沼氏に決まった。
その他の役員も承認し副会長は2人が再任、1人が新任。常任理事は6人が再任、1人が新任となった。
一方、同日の代議員会では、国民皆保険制度の堅持や社会保障の財源確保、地域医療を担う看護職養成の継続支援など5項目を全会一致で決議した。決議文を関係省庁などに送付した。