県信用保証協会(茂呂和巳(もろかずみ)会長)が17日までにまとめた2023年度の事業実績によると、保証承諾額は前年度比1・3%増の1523億円と2年連続で増加した。債務保証を受けた借入金を事業者が返済できなくなった際に同協会が肩代わりする代位弁済額は、26・3%増の72億円と4年連続で増えた。新型コロナウイルス禍で経営が悪化した上、物価高騰などが重なり事業継続を断念する企業が増えたことが影響したとみられる。
保証承諾の件数は1万2614件と、4・7%減少。原材料価格の上昇などに伴う資金需要の高まりで、1件当たりの保証承諾額が増えた。コロナ対策で国が実施した実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の借換保証制度による保証承諾も、金額を押し上げた。
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