【大田原】斎藤藤男(さいとうふじお)市議(44)が小学生の家族の学校建診結果を巡って学校医にクレームを入れ、医師が学校医を辞任した問題で、菊池久光(きくちひさみつ)議長は19日の市議会本会議で「皆さまにご迷惑をおかけして申し訳ない。議会として事実確認を含め、真摯(しんし)に対応してまいります」と陳謝した。
問題について、市議会は同日、非公開の全員協議会を開き、菊池議長らが経緯などを説明した。市議が共通の状況認識を持つためという。
市議会として改めて斎藤市議から事情を聴く方向で、市議から倫理条例に基づく審査が必要との指摘も上がっている。具体的な対応は、各会派代表者会議などで協議する。
一方、同日の本会議では、11億4千万円を追加し総額341億1900万円とする本年度一般会計補正予算など8議案を原案通り可決し、3議案を各委員会に付託した。