厚切りの刺し身が楽しめる「刺身盛り合わせ」(写真は2人前)

厚切りの刺し身が楽しめる「刺身盛り合わせ」(写真は2人前)

 有田焼の大皿に豪快に盛り付けられた新鮮な4種類の刺し身。どれも分厚く大ぶりに切られた通称「フィッシュマンカット」だ。

 「刺身盛り合わせ」(税別1300円、注文は2人前から)は大半の客が最初に頼む一皿。基本はタコ、カンパチ、締めさば、インドマグロの中トロで、旬の魚が入る場合もある。タコはかみ応えがあって歯切れ良く、カンパチは脂の甘みが広がる。

 海鮮を生かした「イクラとスモークサーモンのポテトサラダ」(同730円)も人気があり、酒も種類豊富に用意されている。魚介類には県内外10銘柄がそろう日本酒(各同700円)を合わせたい。すっきりとした味わいの「大那 超辛口純米」(大田原)が特にお薦めだ。

 2014年に洋風の海鮮バルとしてオープンした。ニーズの変化に合わせ、5年ほど前に居酒屋スタイルへ転換した。「普段魚を食べない人にも、おいしさを知ってもらいたい」と田中雄志(たなかたけし)店長(33)。今後はすしや炭焼きもメニューに加えるという。まだ見ぬ完成形を目指し、“魚男”は航海を続ける。

 ◆メモ 宇都宮市馬場通り3の1の17 STM2ビル3階▽営業時間 午後6時~午前0時▽定休日 日曜▽(問)028・307・8695