環境整備に取り組んでいる茂呂山で、チェーンソーの取り扱いを学ぶ会員たち

 【鹿沼】茂呂山(192メートル)の環境整備に取り組むボランティア団体「茂呂山を愛する会」が、設立から丸3年を迎えた。荒れ放題だった約15ヘクタールの半分ほどを気軽に散策し憩える場に変えて、地域住民の健康増進や高齢者の生きがいづくりにも寄与している。今後3カ年で残る半分も整備する計画だ。

 同会は2021年5月末、市内の有志二十数人で設立した。現在は60~90代の三十数人が所属する。月3回の定例作業日のほか自主的に、枯死立木の伐採や倒木の処理、除草を実施。自生植物の保護や散策路の階段設置などにも取り組んでいる。