みるる館内で開催中の二木さんの写真展

みるる館内で開催中の二木さんの写真展

みるる館内で開催中の二木さんの写真展 みるる館内で開催中の二木さんの写真展

 【那須塩原】世界中の海に潜り海洋生物などを撮影し、「水族表現家」として活動する二木(ふたき)あいさん(43)の写真展が8月28日まで、本町の市図書館(みるる)で開かれている。多くの人に作品を見てもらおうと、館内の通路や壁、階段などに大小計70点の写真を展示。本県にはない海の雰囲気を感じられる空間が広がり、二木さんは「山や川は水を通して海とつながっている。少しでも海を身近に感じてほしい」と話している。

 二木さんは、水中と陸上の架け橋となることを目指し、世界で活動。空気ボンベを使わずに潜り、海洋生物と自身を被写体に海中の様子を撮影することで、自然との共生などを表現している。2011年には素潜りのギネス記録を樹立。環境省の「森里川海プロジェクト」の海のアンバサダーも務めている。

 市内での写真展は今回が初めて。館内には、親子で泳ぐザトウクジラや水面近くを漂うウミガメなど、二木さんが世界中の海で撮影した神秘的な写真が飾られ、中には横幅5メートル以上の作品もある。