「さん」「君」「氏」「ちゃん」-。ジェンダー(社会的性差)平等意識の高まりとともに、敬称の使い方も変化している。議員を「君」付けで呼ぶイメージがあった議会にアンケートを行ったところ、県議会と24市町議会が本会議で議長らが指名する際、「議員」を用いていることが27日までに、下野新聞社のまとめで分かった。2010年以降、市町議会の多くが「議員」を使い始めており、意識の広がりがうかがえる。29日まで男女共同参画週間。
アンケートは5月下旬、県議会と県内25市町議会の事務局に実施。議員呼称の変遷や理由などを尋ねた。
結果を見ると、上三川町を除く県内議会が現在、「議員」を使用している。以前は大半が「君」だったり「君」と「さん」の併用だったりした。県議会は1997年12月通常会議で慣例の「君」を変えた。県議会事務局は、理由は不明としている。
残り:約 539文字/全文:923文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする