那須町は27日、75人に対し、本年度の固定資産税を過大に課税する誤りがあったと発表した。過大徴収していた額は計23万1900円。

 町税務課によると、県により土砂災害特別警戒区域に指定されている土地は評価を減額する補正が適用されるが、一部で補正が適用されていなかったという。5月下旬に納付者から「税金が上がっている」と申告を受け、同課が確認作業を行ったところ発覚した。本年度分を全額納付した人には差額の返金を行い、まだ納付していない人は7月以降の納付分で調整する。

 同課は「重く受け止め、確認作業の徹底や担当者間の連携強化を図り再発防止に努める」としている。