県警は3日、新紙幣発行に便乗した詐欺に注意するようチラシを作成した。都内では被害が出ており、県警は「『旧紙幣は使えなくなる』は詐欺。不審な電話があれば慌てて判断せず、落ち着いて家族や県警、銀行へ相談してほしい」と呼びかけている。
県警によると、県内での被害は3日午後5時現在、確認されていない。都内では3月以降、金融機関の職員を装う人物から「古い紙幣は使えなくなるので預かる」などとうその電話があり、高齢者4人が計約1500万円をだまし取られた。
新紙幣発行に伴う詐欺の手口では「今使っているキャッシュカードは使えなくなる。カードを交換に行く」「ATMで手続きをする必要がある。指示通りATMを操作してほしい」などが想定され、県警作成のチラシに具体例を記載。県警のホームページなどでも注意を喚起する。