佐藤風雅

 日本陸連は4日、パリ五輪の代表内定選手を発表し、男子400メートルで作新学院大出の佐藤風雅(さとうふうが)(28)=ミズノ=が入った。佐藤風の五輪出場は初めて。同大出身選手としても初。世界陸連の規定により、1600メートルリレーの代表にも決まった。本県関係選手が陸上で出場するのは2016年リオデジャネイロ五輪の海老原有希(えびはらゆき)さん(上三川町出身)以来2大会ぶり。

 佐藤風は茨城県出身。同県立中央高から同大に進み、卒業後も宇都宮市を拠点に活動している。22年に日本選手権同種目で初優勝。同年のオレゴン、23年ブダペストと世界選手権には2大会に出場している。

 ブダペスト大会では準決勝で日本歴代3位となる44秒88をマークするなどして、パリ五輪の参加標準記録を突破。6月の日本選手権で2位となり代表入りに前進していた。