【上三川】子どもの水難事故が増える夏休みを前に、河川で遊ぶ際の注意喚起を図る県職員の出前講座が4日、明治南小で行われ、4年生25人が受講した。
県はゲリラ豪雨など水難事故が多発する時季に合わせ、7月1~7日を「河川水難事故防止週間」と定め、「川で遊んで笑顔で帰ろう!」を合言葉に県内小学校で出前講座を実施している。
この日は県宇都宮土木事務所保全第2課の加藤丈弘(かとうたけひろ)主査ら3人の職員が教壇に立った。加藤主査は河川モニタリングカメラの映像などを教材に「上流で雨が降った河川は一気に水かさが増える。川には1人で遊びに行かず、天気予報などを確認し、危険を感じたらすぐ川から離れること」と強調した。
児童は同事務所が用意したライフジャケットも試着し、友だちや家族が溺れたときは必ず大人を呼び、自分で手を伸ばして助けようとしないことなど、注意点を学んだ。久松春栄(ひさまつはるよし)さん(10)は「川が一気に増水することを聞いてびっくりした。遊ぶときは気を付けたい」と話していた。