小山市役所

 14日告示、21日投開票の小山市長選に再選を目指して立候補を表明している現職浅野正富(あさのまさとみ)氏(67)=無所属=は5日、同市内のホテルで記者会見し「若い人たちが思う存分活躍できるまちづくりの土台をつくることが私に課せられた使命」と述べ、30年後の市を見据えた長期指針策定を柱とした主要政策を発表した。

 浅野氏は、身体的・精神的・社会的に良好な状態「ウェルビーイング」実現を最上位目的とし、都市と田園が調和したまちづくり継続を強調。市民参加型で現在策定中の長期指針「田園環境都市おやまビジョン」完成を最重要政策に挙げた。

 このほかJR小山駅西口の再開発ビル「ロブレ」の存廃論議や市文化センター建設候補地決定を緊急課題として対応する考えを示した。健全財政維持、子育て支援や医療福祉の充実、公共交通の飛躍的拡充なども掲げた。

 同市長選には市議の新人小川亘(おがわわたる)氏(56)も無所属で立候補を表明しており、一騎打ちの激しい選挙戦となる可能性が高い。