捕獲された黒いマムシ

 栃木県茂木町馬門(まかど)の会社経営滝田二郎(たきたにろう)さん(73)方の庭先で5日、黒いマムシが見つかり滝田さんが捕獲した。マムシは茶色のしま模様が一般的で、珍しい個体とみられる。

 同日朝、妻のあき子(こ)さん(74)が庭先を掃き掃除していて、置いてあった木製パレットを持ち上げたところ、マムシがとぐろを巻いていたという。動かなかったため滝田さんが火ばさみで捕獲した。

 マムシは全体が黒く、白いしま模様が入っている。体長は約30センチ。捕獲後は水と一緒にペットボトルに入れられているが、弱ることなく盛んに動いていた。

 昨年まで町の水道施設巡視の仕事もしていた滝田さん。「仕事中にもマムシはたくさん見てきたが、黒いマムシは初めて。しばらくは観察してみます」と話していた。