星型の画用紙を使って「星のつえ」を作る子どもたち

 【佐野】市内三つの児童館で6日、「児童館七夕まつり」が開かれた。植下町の南児童館には約134人の親子が集まり、例年以上のにぎわいをみせた。

 毎年夏の風物詩として実施している。同館周辺の小中学校に通学する、6年生と中学1年生のボランティア「こども運営委員」が司会進行を務め、七夕に関する「○×ゲーム」や文字を並び替える「ばらばらゲーム」を企画し、子どもたちを楽しませた。

 星型の画用紙を使った「星のつえ」も工作した。完成したつえを手に子どもたちが元気に走り回ると、館内に小さな流れ星が光った。最後は「たなばたさま」をみんなで歌って、七夕を楽しんだ。

 ピンク色の甚平を着て訪れた植上町の飯島(いいじま)みのりちゃん(5)は「お星さまのつえを上手に作れて楽しかった」と満面の笑みを浮かべた。同館の恵利川清一(えりかわきよかず)館長(62)は「伝統行事を今後も子どもたちに伝え続けていきたい」と話した。