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小中学生544人が熱戦を展開した平野早矢香杯卓球大会

 鹿沼市出身で卓球元日本代表の平野早矢香(ひらのさやか)さん(39)の功績をたたえ、市、市教委、市スポーツ協会が主催する「平野早矢香杯卓球大会」が7日、下石川のTKCいちごアリーナで開かれ、関東近郊の幼児から中学生まで544人が熱戦を展開した。平野さんと整形外科医によるトークショーも行われた。

 大会は2012年のロンドン五輪女子団体で銀メダルを獲得するなどした平野さんの功績をたたえて翌13年から始まり、今回が12回目。市内の選手には大会入賞歴などの制限を設けないため、レベルの高い選手と対戦できる絶好の機会となっている。

 学年や男女別にシングルス8種目で争われた。中学生女子でベスト16だった北押原中3年香取海右(かとりみう)さん(14)は「バックが安定せず本調子じゃなかった。来週の全中予選で悔しさを晴らしたい」と巻き返しを誓った。平野さんは「県外の人も多く参加し、良い大会になった」と話した。

 会場では大会に協賛した大田原市の医療機器メーカー「キヤノンメディカルシステムズ」が主催する平野さんと済生会宇都宮病院整形外科非常勤医師の深澤真弓(ふかさわまゆみ)さん(39)のトークショーも開催。卓球選手に起こりがちなけがやその予防策を2人が解説し、同社の超音波診断装置を使い筋肉、腱(けん)などの状態を調べる実演などを行った。