第78回全日本アマチュア将棋名人戦県大会(下野新聞社、日本将棋連盟、同連盟県支部連合会主催)が7日、鹿沼市文化橋町の鹿沼市民情報センターで開かれ、小林智晴(こばやしともはる)五段(26)=栃木市=が2年ぶり2度目の優勝を果たした。9月に都内で開かれる全国大会に出場する。
大会は小学生から70代まで県内在住の18人が、持ち時間20分のトーナメント戦で争った。決勝は小林五段と阿久津颯人(あくつはやと)五段(16)=日光市、鹿沼高1年=が対局。序盤から小林五段が優勢だったが、中盤以降は阿久津五段も強気の攻めで巻き返し激戦に。小林五段が猛攻をしのぎ、96手で勝利を収めた。
22年の同大会全国大会で準優勝している小林五段は「決勝は、こちらの構想が良くなかったこともあり苦しい展開が続いたが、勝てて良かった。全国大会でも一局一局を大切に勝ちに行く」と意気込みを語った。