パリ五輪への意気込みを語った内海(前列左から2人目)、松田(後列左)田中(同2人目)=都内

 パリ五輪7人制ラグビー日本代表が8日、都内で記者会見し、男女各12選手が登壇した。2016年リオデジャネイロ五輪から正式競技に採用された同競技。初のメダル獲得に向け、選手らが抱負を述べた。

 本県からは女子代表「サクラセブンズ」にいずれも国学院栃木高出の田中笑伊(たなかえみい)(24)=ながとブルーエンジェルス=、内海春菜子(うつみはなこ)(24)=YOKOHAMA TKM=、松田凜日(まつだりんか)(22)=東京山九フェニックス=の3人が選出。3人の中で最多25キャップの田中は「これまで共に戦ってきた仲間の思いも背負い、勝利のためにやるべきことをやる」と決意を語った。

 女子の五輪成績はリオ大会が10位、東京大会は12位で終わった。しかし東京五輪後に就任した鈴木貴士(すずきたかし)監督は選手の自主性を重視する指導を続け、強豪とも渡り合えるようになった。内海は「パリではしっかり結果を残す。代表の責任を果たしたい」と意気込む。

 東京大会直前にけがで代表を離脱した松田も「選ばれた責任を感じる。開幕までまだ時間があるのでしっかり準備したい」と気を引き締める。

 男子の石田吉平(いしだきっぺい)主将(24)=横浜=は「どこが相手だろうと、自分たちの戦いができれば勝てる。体が小さくても勇敢に立ち向かう姿を見せ、たくさんの人を魅了したい」と語り、メダル獲得を目標に掲げた。