「中一ミスターコン2024」でグランプリとなった大木翔琉さん

「中一ミスターコン2024」でグランプリとなった大木翔琉さん

「中一ミスターコン2024」でグランプリとなった大木翔琉さん 「中一ミスターコン2024」でグランプリとなった大木翔琉さん

 “日本一のイケメン中学1年生”を決める「中一ミスターコン2024」で、栃木県在住の大木翔琉(おおきかける)さん(12)がグランプリに輝いた。「(将来は)俳優になる」と目を輝かせる期待の新星の素顔に迫る。

 コンテストは2023年に設立された「男子中学生ミスターコン」の前哨戦。5月16~26日に交流サイト(SNS)を使用した審査が実施され、「X(旧ツイッター)投票審査」や動画コミュニティーアプリのミックスチャンネルを使った「ミクチャ審査」など七つの部門が設定された。

 「翔琉が笑うと周りのみんなが笑顔になる。挑戦してみない?」。ネットでコンテストの存在を知った母親からの声をきっかけに、コンテストへの応募を決めたという。

 エントリー後はミックスチャンネルでライブ配信に挑戦。当初は視聴者が2人しか集まらないなど苦戦したそうだが、週5日、部活動でサッカーの練習に汗を流した後、自宅でライブ配信するハードなスケジュールをこなした。友達からの大好きなゲームの誘いも断って、ファンを着実に獲得していった。

 カメラの前に立つと、瞬時に笑顔になってファンと向き合う、12歳とは思えない対応力も持ち合わせる。

 中一ミスターコンでは終盤に「モデルプレスInstagram審査」で1位となり、岩手県・一関市総合体育館ユードームで開催された「TGC teen ICHINOSEKI 2024」に出場するファイナリストに決定。ファイナリストに決まってからわずか1週間後の6月1日には、大勢の前でランウェイを歩いていた。大木さんは「会場にいる全員が自分のことを見ていて緊張した。でも人の顔を見て歩いたりポーズを決めたりすることが楽しくて、ワクワクする気持ちも強かった」と言い、自身の勝負強さも実感したという。

 「自信はあった」というものの、ステージでグランプリが発表された時のことを「夢みたいだった」と話す。結果を耳にした友達からは「ボディーガードになってあげる」と言われ、周囲の人は自分事のように喜んでくれた。

 カメラの前ではクールでキラキラの笑顔を見せる大木さん。意外にも家では“お笑いキャラ”で、家族を笑わせる存在だとか。憧れは人気俳優の竹内涼真(たけうちりょうま)さん。「将来は竹内さんのような歌も上手な俳優になりたい」と目を輝かせる。

 今も続けているライブ配信では、得意な歌も披露し、コメントに対応仕切れないほどのファンが見に来てくれることもある。今後開催される男子中学生ミスターコンは、ボーカルやウオーキング、苦手なダンスレッスンも想定されている。「今から練習を頑張って、得意な歌と笑顔でカバーしたい。応援よろしくお願いします」と胸を張った。