都道府県が2025年の医療の将来像を定めた「地域医療構想」の実現に向け、厚生労働省は11日までに、新たに設定する「モデル推進区域」に、本県の宇都宮医療圏(宇都宮市)などを選定した。データ分析などの技術支援や財政支援を同推進区域で重点的に実施し、地域医療の課題解決に向けた動きを加速させる。同推進区域で得た効果を他の医療圏に波及させる考えで、厚労省は「地元のニーズに応じ、国と県が一体となって取り組みを進めたい」としている。
本県では15年度に県地域医療構想を策定した。高齢化の進行などを見据え、在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する「回復期」の病床数の大幅増を掲げている。しかし現在も、必要とする病床数とは依然として大きな開きがある。
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