市が市役所窓口に導入した骨伝導ワイヤレスヘッドホン

 【栃木】耳が聞こえにくい人へのサポートとして市は17日までに、市役所窓口へ骨伝導ワイヤレスヘッドホンを3台導入した。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンは、こめかみ部分に装着し、骨を通じて振動を与えることで音声を伝達する。集音器を使うため、小さな声でも会話することができる。介護サービス事業を展開する丸光ケアサービス(箱森町)が11日、市へ寄付した。

 ヘッドホンは市役所本庁舎の市民生活課、障がい福祉課、高齢介護課の窓口に設置。利用状況などを調査し、追加導入も検討する。市障がい福祉課は「コミュニケーションの円滑化やプライバシーの保護につながるので、活用していきたい」としている。