日本パラリンピック委員会(JPC)は19日、パリ・パラリンピックの日本選手団の2次発表を行い、車いすテニス女子の大谷桃子(おおたにももこ)(28)=栃木市出身、かんぽ生命、同男子の真田卓(さなだたかし)(39)=那須塩原市出身、TOPPAN=ら15人が代表に決まった。大谷は21年東京大会と合わせ2大会連続、真田は12年ロンドン、16年リオデジャネイロ、東京に続き4大会連続の出場となる。県勢のパリ大会代表入りは初めて。
国際テニス連盟が発表した15日付の世界シングルスランキングで大谷は6位、真田は11位。日本車いすテニス協会が定める選考基準を満たしており、同協会は19日、日本代表推薦選手として2人を含む計6人を新たに発表した。
同競技では、昨年の杭州アジア大会シングルスで優勝した男子の小田凱人(おだときと)(18)=東海理化=と女子の上地結衣(かみじゆい)(30)=三井住友銀行=の2人が既に代表に決まっていた。大谷は初出場した東京大会で上地と組んだダブルスで銅メダルを獲得し、この種目で日本勢初の表彰台に立った。