宇都宮二荒山神社の末社・須賀神社天王祭の伝統行事「親子みこし対面」が20日夜、宇都宮市中心部で行われ、24基のみこしが威勢よく二荒山神社の参道を駆け上がった。
午後5時過ぎ、宇都宮(城址じょうし)公園に市内22町会の子どもみこしが勢ぞろい。出発式を行った後、シンボルロードやオリオン通り、馬場通りなどを練り歩いた。同神社大鳥居付近に鎮座する親みこしと対面した後、「そいや、そいや」などと元気の良いかけ声を上げ、95段の石段を次々と上った。
親子みこし対面は1951年から毎年行われている。新型コロナウイルス禍の影響で2020~22年は実施が見送られたが、昨年4年ぶりに再開した。
宮島町会のキャプテン大村太一(おおむらたいち)さん(43)は「人が戻ってきた。みんな息もぴったりで最高です」と話した。21日は親みこしが市内を練り歩く。