宇都宮大ロボティクス・工農技術研究所(REAL)でイチゴの葉の成分抽出を研究する工学部の佐藤剛史(さとうたかふみ)教授と、事業所内食堂受託などを展開するイートランド(宇都宮市中今泉1丁目、高久和男(たかくかずお)社長)は、イチゴの葉を活用したクッキーを商品化した。未利用資源を有効活用したもので、早ければ今月末からJR宇都宮駅構内のとちぎグランマルシェなどで土産品として発売する。
佐藤教授は流体状態の二酸化炭素や高温高圧水を用いて樹木や植物などから有効成分を抽出する研究を行っている。一方、イートランドは人手不足への対応や作業効率化に向け、厨房(ちゅうぼう)内でのロボット活用などで同研究所との連携を強化していた。
食品ロス削減を進める同社の堂山和子(どうやまかずこ)栄養管理室長と佐藤教授は、大量に廃棄されるイチゴの葉を有効活用することで一致し、スイーツの商品化を進めてきた。
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