将来的に栃木県内の地域医療に携わることになる自治医大と獨協医大の1年生16人が23日、県庁で福田富一(ふくだとみかず)知事を表敬訪問した。
訪れたのは自治医大の本県枠で入学した6人と、獨協医大の県地域枠の10人。自治医大は大学が、獨協医大は県が各枠の学生に修学資金を貸与しており、卒業後に県内の公的医療機関などに一定期間勤務すれば、返還が全額免除される。
学生たちは目指す医師像や地域医療への思いを語り福田知事は「多くの県民が期待している。今の気持ちを忘れず勉学にまい進してほしい」などと激励した。
自治医大の猪瀬紫苑(いのせしおん)さん(18)=宇都宮市出身=は「部活やボランティアにも取り組んで人間的に成長し、どんな患者も診る医師になりたい」。獨協医大の星野賢人(ほしのけんと)さん(20)=大阪府池田市出身=は「患者さんに安心して医療を受けてもらえるよう知識やコミュニケーション力を高めたい」と話した。