宇都宮地裁

 宇都宮市の玩具店で2023年9月、プラモデルを奪って店主にけがを負わせるなどしたとして、強盗致傷や窃盗、詐欺などの罪に問われた住所不定、無職の男(19)の裁判員裁判論告求刑公判が25日、宇都宮地裁(瀧岡俊文(たきおかとしふみ)裁判長)で開かれた。検察側は「金のために被害者らを顧みることなく犯罪を重ねた」として懲役8年を求刑。弁護側は「被告は若く、更生の期待可能性が高い」などとして保護観察付き執行猶予判決が相当と主張した。