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予選で力泳する松下選手を応援する地元関係者=28日午後6時20分、宇都宮市江曽島町

松下選手の決勝進出が決まり、喜ぶ地元の人たち=28日午後6時35分、宇都宮市江曽島町

予選で力泳する松下選手を応援する地元関係者=28日午後6時20分、宇都宮市江曽島町 松下選手の決勝進出が決まり、喜ぶ地元の人たち=28日午後6時35分、宇都宮市江曽島町

 パリ五輪の競泳男子400メートル個人メドレーに出場した宇都宮市出身の松下知之(まつしたともゆき)選手(18)=東洋大=を応援しようと28日、地元住民によるパブリックビューイング(PV)が同市江曽島町の公民館で行われ、決勝進出を決めた松下選手の力泳に大歓声が上がった。

 松下選手は同市横川西小、陽南中を卒業。実家のある江曽島東自治会の役員たちがPVを企画し、うちわや旗など応援グッズを用意した。

 公民館には約50人が詰めかけ、スクリーンに映し出された松下選手に「頑張れ」と声援を送った。レース終盤に追い上げをみせ、順位を2位に上げると盛り上がりは最高潮に。全体5位で決勝進出が決まると歓声と拍手がわき起こり、感激で涙ぐむ人もいた。

 日本時間29日午前3時半ごろに行われる決勝もPVで応援する。同自治会役員の北條昭夫(ほうじょうあきお)さん(74)は「未明の時間になるが、決勝もみんなで応援して声援を現地に届けたい」と話した。

 一方、松下選手の母親の尚代(なおよ)さん(50)は実家からレースを見届けた。「息が止まるほど緊張して微動だにできなかった。決勝はチャレンジャーとして頑張ってほしい」とエールを送った。