第106回全国高校野球選手権栃木大会で初優勝し、夏の甲子園初出場を決めた石橋の田口皐月(たぐちさつき)主将ら一行が30日、県庁に福田富一(ふくだとみかず)知事を表敬訪問し、「甲子園では感謝を忘れずにプレーし、必ず校歌を歌う」などと意気込みを語った。
田口主将のほか山下諒太(やましたりょうた)副主将、福田博之(ふくだひろゆき)監督、新井聡(あらいさとし)校長も同行。福田監督は「全国大会はさらに厳しい戦い。精神的なタフさで、実力以上のものを発揮したい」と語った。
石橋は準決勝で今春のセンバツに出場した作新学院に競り勝ち、決勝では最大5点のビハインドをはね返し、2年ぶりの王座奪還を狙った国学院栃木に逆転勝ち。県立校としては2005年の宇都宮南以来19年ぶりの優勝。初優勝は02年の小山西以来となった。
福田知事は「県立校の出場で県民の関心も高まっている。甲子園では楽しんでプレーし、多くの県民に夢や感動を与えてもらいたい」と激励。一行はこの日、県議会の日向野義幸(ひがのよしゆき)議長、下野新聞社の若菜英晴(わかなえいせい)社長なども表敬訪問した。