【小山】市内最大のイベント「小山の花火」が28日、観晃橋下流の思川河畔で開かれ、1万9千発の色鮮やかな光の大輪が夏の夜空を彩った。
同イベントは1950年にスタートした。72回目となる本年は「天に願いを 希望の花火」がテーマで、午後7時過ぎに大玉の連発やダブルスターマインで開幕した。幅約500メートルの「ナイアガラ瀑布(ばくふ)」でフィナーレを迎えると、会場から大きな拍手がわき起こった。
今年は市制70周年の節目を迎えたことから、特別企画としてドローンショーも開催。夜空に発光ダイオード(LED)ライトを搭載した500機のドローンが登場し、幻想的な光の軌跡を描きながら大会を盛り上げた。
友人らと打ち上げ場の正面で見学していた国学院栃木高1年川中子凜(かわなごりん)さん(15)は「ドローンやフィナーレの迫力がすごかった」と興奮気味に話した。