百目鬼に驚く来場者

 【宇都宮】夏休み恒例の「オリオン通りお化け屋敷」(オリオン通り商店会主催)が26日、江野町のオリオンACぷらざ2階で始まった。8月25日まで。

 今年は鬼屋敷をテーマに設定した。来場者に地元の民話に親しんでもらおうと、本県ゆかりの平安時代の武将・藤原秀郷(ふじわらのひでさと)が退治したとされる妖怪「百目鬼(どうめき)」を初めて配置した。

 初日はオープンを待ちわびた子どもたちや家族連れが続々と訪れた。暗い通路には不気味な生人形(いきにんぎょう)が並び、光や音を駆使した仕掛けに、悲鳴を上げる人の姿が見られた。同級生8人で訪れた西小6年鈴木(すずき)るうさん(11)は「5年前に来たときは怖くて中に入れなかった。みんなと一緒だから、怖かったけど楽しかった」と話した。

 同施設1階では百目鬼などを的にした射的や、駄菓子販売なども行っている。午前11時~午後7時(8月3、4日は8時半)。入場料は小学生100円、中学生以上300円。(問)同会事務局028・638・4030。