広島市が主催する国内ジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」4日目は31日、同市中区の基町(もとまち)高校で、同校美術部有志が被爆者らの証言に基づいて当時の被爆地の光景などを描く「原爆の絵」の取り組みを説明した。参加した記者たちは、高校生が数カ月間かけて描いた絵を通じ、原爆被害の実像の一端を感じた。
同部の有志が2007年に取り組みを始めた。被爆者から当時の光景や状況、行動などを詳細に聞き取り、部員一人一人が実際の場面を絵に描く。23年度は7人の被爆体験者らの証言を基に16人の生徒がそれぞれ約8カ月かけて描き、6月に完成披露会を開いた。
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