握手を交わす栃木ブレックスの藤本社長(右)と佐藤宇都宮市長=1日午後、同市役所

記者会見する栃木ブレックスの藤本社長(右)と佐藤宇都宮市長=1日午後、同市役所

握手を交わす栃木ブレックスの藤本社長(右)と佐藤宇都宮市長=1日午後、同市役所 記者会見する栃木ブレックスの藤本社長(右)と佐藤宇都宮市長=1日午後、同市役所

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスを運営する栃木ブレックスの藤本光正(ふじもと・みつまさ)社長と宇都宮市の佐藤栄一(さとう・えいいち)市長は共同で1日、同市役所で記者会見を開いた。藤本社長はホーム「ブレックスアリーナ宇都宮」(市体育館)の改修により、2026年にスタートする新カテゴリー「Bリーグ・プレミア」への参入を目指す方針を発表。市は約3億円をかけ、参入条件を満たせるようスイートルーム・ラウンジ・飲食スペースの設置、トイレ増設を行い、ブレックスを支援する。

 同社は新カテゴリー参入に向け新たなアリーナ構想を検討してきたが、藤本社長は「計画への参画を検討してきた大手企業の方針転換があった」と説明。建築工事費の高騰など外的要因から、今年10月の参入審査に新アリーナ計画策定が間に合わないと判断した。

 7月に入り、現在のアリーナ改修の協力を市に依頼した。現在は別の企業と協議中とし、藤本社長は「今後も新アリーナ計画は継続し、極力早い時期に建設できるよう全力で取り組んでいく」と述べた。佐藤市長は「ブレックスは市にとってかけがえのない財産。最大限の支援を惜しみなくしていく」と話した。

 市は9月議会に関係議案を提出する予定。オフシーズンに改修工事を行い、25年10月の終了を見込んでいる。