帝国データバンク宇都宮支店は2日、土木工事業の米弥工業(宇都宮市若草3丁目)が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債総額は2023年9月期末時点で約3億7800万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、米弥工業は1967年設立。舗装や造園、土木など幅広い受注をこなしながら、強みの道路関連で実績を積み、最盛期の2003年9月期は年間売上高約9億9千万円を計上した。

 近年は主力の公共工事で競合が激しく、営業力も弱まる一方で、外注依存度が高まり施工能力が低下していた。23年9月期の年間売上高は4億3500万円となり、収益性が悪化。回復は困難と判断したという。