任期満了に伴う塩谷町長選と町議補選(欠員1)は4日投票が行われ、即日開票される。町長選はいずれも無所属で、前町議で新人の鈴木恵美(すずきえみ)氏(62)、4選を目指す現職の見形和久(みかたかずひさ)氏(71)、会社役員の新人増渕岩男(ますぶちいわお)氏(75)の3人が立候補し、現町政の継続か、刷新かで選挙戦を繰り広げている。町議補選には新人2人が挑んでいる。
見形氏は3期12年の実績を前面に出し、小菅哲男(こすげてつお)県議らの応援を受けながら街頭演説を実施。旧町役場跡地での「子育て住宅」などの整備や総合福祉センター(仮称)の整備、農村集落の再構築などを訴えている。
鈴木氏は「女性だからこそできるまちづくり」をキャッチフレーズに街頭でマイクを握っている。「物から人への投資」をうたい、保育園ナースの導入、学校給食費無償化、高校生の通学費の助成拡充などを主張している。
増渕氏は「公約を守れていない」と現町長を批判。0~18歳の子1人につき月1万円助成する少子化対策などを公約に掲げている。